社長が経営に対して正しい姿勢をとった時に、多くの会社は経営が好転しています。したがって、まず社長が経営に対して、どのような姿勢で向かい合うのか、から出発します。
資金流出が多く、資金繰りが悪化している場合には、経営改善計画策定を行い、金融機関に対して借入金の返済猶予を要請します。経営改善計画は、長年実績をあげてきた様式で策定します。
資金流出を止めた後に、顧客と商品の見直し及び販売力強化を進めます。顧客と商品の見直しは重点主義に則り、格付けを行い、下位クラスは切り捨てを強力に実施します。
こうして、大切な経営資源を得意分野に集中させます。販売力強化策は、販売市場戦略の構築になります。この戦略に基づき、社長が販売の総指揮をとることになります。
ダメな会社はコストに焦点、優秀な会社は収益に焦点を当てています。
優秀な会社はおしなべて販売力が強いことが挙げられます。実情は、販売が苦手という会社は多いです。しかし、苦手で済まされる問題ではありません。それは「販売なくして経営なし」だからです。苦手の原因は、販売は外部に対して行うものであり、そして、多くの会社では販売は営業部任せになってしまっていることがあげられます。
社長が目標と方針を設定し、販売を指揮しなければ、永遠に販売は軌道に乗りません。ここでは増収・増益のために、販売市場戦略の構築に重点を置いて、お手伝いさせて頂きます。具体的には、得意先当り、地域当たり、商品当たりの占有率を高める作戦を遂行します。
会社の将来の方向性を決定するのが「経営計画」です。ここでは、「経営計画」策定のお手伝いをします。社長の最重要な仕事の一つが、経営計画策定です。社員のやる気を引き出す最も有効な方法は、我社の将来像を明確な形で社員に提示することです。「生き残るため」これが計画の第一の基礎です。
私の「経営計画」は以下の構成になっています。
① 目標設定
目標は複数設定になります。
② 基本方針
基本方針の第一に挙げられるのが「お客様第一」です。
③ 個別方針
商品、得意先、販売促進、内部体勢、新事業・新商品、等の個別方針になります。
④ 数値計画
利益計画策定から販売計画、要員計画、設備計画、資金運用計画、目標貸借対照表、資金繰り計画、等で構成されます。経営計画策定後は目標と実績のチェックが必須です。